SNSリスク対策は企業の「健康保険」
ツールと教育で築いた社内の防波堤

株式会社ニップン様 導入事例インタビュー

株式会社ニップン様

製粉事業を基盤に、食品、冷凍食品、中食、ヘルスケアを展開する総合食品企業の株式会社ニップン様。培った製粉技術で商品の創出に注力しており、小麦粉やミックス粉、冷凍品やパスタなど幅広い製品の二次加工を含めた研究開発・販売を手掛けています。今回は、SNSリスク対策として、SNSリスクモニタリングツール・SNSリスク対策研修・SNSガイドラインを導入いただきました。

SNSリスク対策の導入に至ったご検討背景や、導入後の変化について、広報部ご担当者様にお話を伺いました。

順調な運用の裏で高まる「SNS炎上」への不安。
社内に知見がない中で直面した課題

- 導入時の課題・背景について教えてください。
私たちが本格的にSNSに取り組み始めたのは、2022年の春頃です。当時はInstagramとX(旧Twitter)の運用を開始しました。「究極の発信ツール」としての手応えを感じ、順調にフォロワー様も増えていました。

一方で、昨今はSNS炎上が社会現象となっており、私たちが良かれと思った発信が意図せず批判を招く恐れや、社員が悪気なくリスクある投稿をする可能性もゼロではありません。しかし社内には、万が一の際にどう事態を収束させるかという「正解のノウハウ」がなく、漠然とした不安を抱えていたのが本音です。

当時も社内でのチェックは行っていましたが、膨大な情報を全て網羅するには、どうしても限界があります。そんな時、ある投稿について第三者から「この投稿は大丈夫か?」というご指摘をいただくことがありました。その投稿は大きな事態には至りませんでしたが、万が一の際に対応が遅れることで、状況が悪化してしまう怖さを痛感しました。これをきっかけに、いざという時の早期発見・早期対応ができる体制づくりが急務だと判断しました。

専門知見がないからこそ重視した「パートナーシップ」。
万が一の時、どこまで本気で守ってくれるか

- 導入の決め手になったのはどのようなポイントだったのでしょうか。
導入にあたっては数社を比較検討しましたが、最終的な決め手はリリーフサインさんの「誠実さ」を感じられる姿勢でした。

監視機能について質問した際、ツールでは解決できない部分も包み隠さず正直に伝えてくださいました。さらに印象的だったのは、SNSリスク管理にとどまらず、当社の商品やサービスそのものにも関心を寄せ、私たちと同じ目線で伴走してくれるその真面目さが、パートナーとして安心感につながりました。
私たちにはソーシャルリスクに関する専門的な知見がありません。だからこそ、システムを導入して終わりではなく、万が一の時にも「どこまで本気で面倒を見てくれるか」というパートナーシップが重要です。分からないことは懇切丁寧に教えてくれるサポートの手厚さや、リスクに対してどこまでも真摯に向き合ってくれる姿勢が選定の決め手となりました。

「良かった」と役員も評価。満足度90%超を記録した、自分ごと化させるSNSリスク研修

- SNSリスク対策研修を実施してみての所感を教えてください。
24時間365日の監視体制で「対策」を固める一方、そもそも火種を作らないための「予防」として従業員向けのSNSリスク対策研修を実施しました。対象はグループ会社を含む約300名。SNSをプライベートで利用する若手や、事業部、法務など幅広い社員に参加を呼びかけました。

研修で最もこだわったのは「きれいごとで終わらせない」ことです。同じ食に関わる業界のリアルな炎上事例を紹介し、「自らが投稿しなくても、第三者の炎上に巻き込まれるリスクがある」と伝えました。研修を通して、受講者はSNSリスクを肌で感じることができ、これまで投稿のリスクについて深く考えていなかった社員も含め、巻き込まれによる炎上の怖さと緊張感を持つようになりました。特に、SNSに日々関わる広報部メンバーの姿勢は大きく変わりました。

アンケート結果では、研修満足度は90%を超え、当初は懐疑的だった役員からも「良かった」と評価をいただきました。事例という疑似体験を通じて、「明日は我が身」という健全な危機感を全社に植え付けることができたのが、最大の収穫でした。

監視ツール×リスク意識改革。事前相談の習慣化で、持続可能なリスク管理体制

- 研修実施後の社内の変化について教えてください。
万が一のSNSリスクへの備えとして、リスクモニタリングと日々のリリーフサイン担当者さんによるサポートの存在は「安心感」につながっています。

また、SNSの企画や投稿に関する確認はもちろん、取引先とのSNS上の取り組みについても、事前に相談が寄せられるケースが増えました。これに対し、ガイドラインに沿って冷静に実施の可否を回答できるようになりました。多くの社員に「迷ったら事前に確認する」という意識が定着し、会社全体でSNSリスクを未然に防ぐ体制が築けたことが、導入して本当に良かったと思える瞬間です。

もちろん、これでリスク対策は終わりではありません。新入社員や若手社員に向けたSNSリテラシー教育や、日々変化するSNSリスクのキャッチアップなど、今後も定期的な研修を通じて、継続的に意識を高めていくことが重要だと考えています。

最後にメッセージをお願いします

リスク対策への投資は、直接的な利益が見えにくいため、躊躇する企業も多いことでしょう。またきっかけがないと、なかなか自分ごととして捉えにくいのも事実です。

しかし、SNSリスク対策とは一種の「企業の健康保険」のようなものだと考えています。人間と同じで、企業も身体の中に潜む不調は見えにくいものです。かつての私も「見えない不安」を抱えていましたが、重要なのは病魔となる炎上が全身に広がる前に食い止めること。予期せぬ流れ弾のような炎上リスクも含めて、いかに「早期発見・早期治療」ができるか。それが、企業の健康を長く維持するための秘訣なのだと実感しています。
株式会社リリーフサインでは、SNSリスクモニタリングや炎上リスクの早期発見、対応のサポートをさせていただいております。SNSリスクの予防から発生時の対応支援まで、幅広いソリューションを課題に合わせてご提案しておりますので、ご相談があればお気軽にご連絡ください。