SNS炎上対策専門家

新手のフィッシング詐欺

2021年11月05日


詐欺集団は手を変え品を変え様々な手段で個人情報を抜き取ろうとします。
今度は聖火リレーの偽ライブ配信サイトだそうです。


聖火リレーの偽ライブ配信サイトにご注意 フィッシング詐欺狙いか(毎日新聞)
新型コロナウイルスの「第4波」が急拡大し、東京オリンピックの聖火リレー観覧も「沿道には来ずライブ配信で」と求められる中、利用者の個人情報を盗む「フィッシング詐欺」狙いの偽ライブ配信サイトがあることが、捜査関係者への取材で判明した。
mainichi.jp



詐欺に利用される企業や団体が自分たちの名前を詐欺に利用されていると知るのは、大概被害が出てから。犯人は水面下で周到に準備を進めて、バレるまでの間一気に個人情報を集めるのでしょう。

SNSの偽アカウントでの被害も増えています。

騙されないようにするためには、個人個人が気をつけなければならないのは勿論ですが、私は企業や団体からの”正解情報の発信”が足りていないのではないかとも思っています。

SNS偽アカウントを例に取ると、企業が運営するSNS公式アカウントを自社のWEBサイトで紹介している企業が圧倒的に少ないのです。紹介していたとしても一部のアカウントだけで、「これ以上はうちの公式はありません」というような全てを網羅されているケースは稀です。これでは生活者も、どれが本物かを判断できないので犯人の思うつぼです。

その上で、偽アカウントが表に出て来た時にすぐに見つけて対処できる監視の体制を整えることが、生活者の被害を少しでも減らすことに繋がるのではないかと考えます。